第19話:アムウェイでも困りごとを解決できていれば成功できたかも?

三流営業マンの主人公タダシ(モデルは著者)が、Amwayのミーティングで、ダイレクトディストリビュータ(DD)から授かった知識「安心感と信頼」を武器に、道を切り開き、医療現場から頼られる営業マンに成長していく物語。37回シリーズ。

タダシ(主人公)は、最近、
病院へ向かう足取りが明らかに
軽くなっていた。

  • 相談されるようになった。
  • 話しかけてもらえるようになった。
  • 少しずつ、医師との距離が縮まっている。

(安心感ってほんまに
 人の心を開くんじゃ)

その実感が、タダシの胸の奥で
静かに燃えていた。

循環器内科での、初めての依頼

医局の前で深呼吸をして、
ノックをする。

「失礼します。タダシです」

若手医師がすぐに声をかけてきた。

「タダシさん、ちょっといいですか?」

タダシは落ち着いて答えた。

「はい、なんでしょうか?」

若手医師はカルテを閉じて、
タダシのほうを向いた。

「今日の症例で使う
 デバイスなんですけど、
 サイズが微妙で、
 どっちを選ぶべきか悩んでて。
 メーカーの人の意見、
 聞きたいんですよ」

タダシは胸が熱くなった。

(俺、意見を求められとる!
 相談じゃなくて、
 判断を求められとる)

これは、営業として初めての
本格的な依頼だった。

タダシは慎重に答えた。

「先生の症例ならこっちの
 サイズのほうが安全じゃと思います。
 理由は——」

若手医師は真剣に聞いてくれた。

「なるほど
 ありがとうございます。
タダシさん、やっぱり
 頼りになりますね」

その言葉に、タダシは胸が
じんわりと熱くなった。

(俺頼りにされとる!安心感が、
 信頼に変わっとるんじゃ!)

心臓外科での初めての成功体験

その日、心臓外科の
医局にも向かった。

「失礼します。タダシです」

若い心臓外科医が
すぐに声をかけてきた。

「タダシさん、今日の手術のデバイス、
 メーカーの視点で確認して
 ほしいんですよ」

タダシは落ち着いて答えた。

「はい、症例に合うかどうか、
 一緒に見ましょう」

心臓外科医はカルテを開きながら
説明した。

「この症例、ちょっと特殊で。
 デバイスの選択が難しくて」

タダシは真剣に聞き、
慎重に答えた。

「この症例なら、
 こっちのデバイスのほうが
 安全じゃと思います。
 理由は——」

心臓外科医はうなずいた。

「なるほど。タダシさん、
 助かります。
 やっぱり相談してよかった」

その言葉に、
タダシは胸が熱くなった。

(俺、先生の困りごとを
 解決できたんじゃ!
 これが営業の
 本質なんじゃ)

秘書さんの言葉が確信に変わった

廊下で秘書さんが
声をかけてくれた。

「タダシさん、先生たちが
 タダシさんは頼りになるって
 言ってましたよ」

タダシは思わず聞き返した。

「ほんまですか?」

秘書さんは笑った。

「はい。
 タダシさん、前より
 ずっと落ち着いてますし、
 慌ててない感じが
 安心するんですよ。
 だから、相談しやすいし、
 頼りにもなるんです」

その言葉に、タダシは
胸がじんわりと熱くなった。

(俺変われとるんじゃ!
 安心感が、信頼に
 変わっとるんじゃ!
 そして、信頼が
 依頼につながっとるんじゃ)

困りごとを解決できたという初めての成功

その日の夕方、
車に戻ったタダシは
ノートを開いた。
そこに、ゆっくりと書いた。

「安心感→信頼→相談→依頼→成果」

そして、その下にもう一行。

「困りごとを解決することが、
営業の本質」

書いた瞬間、
胸の奥がじんわりと熱くなった。

(俺は、商品を売る前に、
 先生らの困りごとを
 解決しとったんじゃ!
 それが、営業の本質なんじゃ。)

営業が苦手でも、
人間関係が
うまくいかなくても、
方言で失敗しても、

それでも——
困りごとを解決することなら、
できる。

その気づきが、タダシの心の奥で
静かに燃えていた。

この日、タダシはまだ知らない。
この初めての成功体験が、後に

  • 医師との関係を劇的に変え、
  • 営業の成果を自然に伸ばし、
  • 人生そのものを変えていく

大きな軸になることを。

物語は、静かに、
しかし確実に前へ進んでいた。

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