第15話:アムウェイでも人は安心感で動く

三流営業マンの主人公タダシ(モデルは著者)が、Amwayのミーティングで、ダイレクトディストリビュータ(DD)から授かった知識「安心感と信頼」を武器に、道を切り開き、医療現場から頼られる営業マンに成長していく物語。37回シリーズ。

タダシ(主人公)は、
最近、病院へ向かう足取りが
少しだけ軽くなっていた。

  • 価値観を尊重すること。
  • 小さな約束を守ること。
  • 心で営業すること。

それらを意識するだけで、
医局の空気が以前より
【敵ではない】ように感じられた。

循環器内科での小さな変化

大学病院の循環器内科。
医局の前で
深呼吸をして、ノックをする。

「失礼します。タダシです」

医師たちはちらっと見るだけで、
すぐにカルテに戻る。
その反応はいつも通りだった。

でも、若手医師の一人が
ふと声をかけてくれた。

「タダシさん、今日も来てるんですね」

その一言に、
タダシは胸がじんわりと温かくなった。

(俺、少しは安心して
 もらえとるんじゃろうか?)

ミーティングで聞いた
言葉が胸の奥で響いた。

「人は、安心できる人に心を開く」

心臓外科での、ほんの少しの距離の縮まり

その日、心臓外科の医局にも
向かった。

「失礼します。タダシです」

若い心臓外科医がちらっとこちらを見て、言った。

「この前の懇親会、
 写真ありがとうございました。
 秘書さんが喜んでましたよ」

タダシは思わず笑った。

「ほんまですか。よかったです」

その瞬間、胸の奥が
じんわりと熱くなった。

(俺、安心感を
 与えられとるんじゃろうか?
 この人なら大丈夫って
 思ってもらえとるんじゃろうか?)

安心感は、態度で伝わる

病院を出て車に戻ると、
タダシはノートを開いた。
そこに、ゆっくりと書いた。

「人は安心感で動く」

そして、その下にもう一行。

「安心は、
 言葉より態度で伝わる」

書いた瞬間、
胸の奥がじんわりと熱くなった。

(俺は、言葉でなんとかしようと
 しとった。
 でも、先生らは忙しいんじゃ。
 言葉より、
 態度のほうが安心するんじゃ)

その気づきは、
タダシにとって大きな一歩だった。

秘書さんの言葉が、タダシの心をさらに動かした

そのとき、医局秘書さんが
廊下で声をかけてくれた。

「タダシさん、最近すごく
 落ち着いてますよね。
 先生たちも話しかけやすいと
 思いますよ」

タダシは驚いた。

(落ち着いとる?
 俺の態度が、
 安心感になっとるんじゃろうか?)

秘書さんは続けた。

「タダシさん、
 前より慌ててない感じがします。
 それって、すごく大事なんですよ」

その言葉に、タダシは胸が熱くなった。

(俺、変わっとるんじゃ!
 安心感を与えられるように
 なっとるんじゃ!)

安心感が、タダシの心を変えていく

その日の夜、タダシは
ノートを閉じながら思った。

(安心感って、
 人間関係の土台なんじゃ。
 俺が安心できる人になれば、
 先生らも心を開いてくれるんじゃ)

営業が苦手でも、
人間関係がうまくいかなくても、
方言で失敗しても、
それでも——
安心感なら、
態度で伝えられる。

その気づきが、
タダシの心の奥で静かに燃えていた。

この日、タダシはまだ知らない。

この、安心感の原則が、

  • 後に医師との関係を劇的に変え、
  • 営業の成果を自然に伸ばし、
  • 人生そのものを変えていく

大きな軸になることを。

物語は、静かに、しかし
確実に前へ進んでいた。

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