性格・自己肯定感

キャリア・将来の進路

長岡の風⑤

信介のゆるい人生相談室をお届けいたします。長岡市のゆるい空気と信介のゆるさが相談者の気持ちを自然に溶かしていく(?)様子をお楽しみください。
キャリア・将来の進路

長岡の風①

新潟県長岡市。信介は60歳を過ぎた今も、毎朝6時に起きて散歩をする。「頑張ることは大事だぞ。夢を持て。努力しろ」子どもの頃から耳にタコができるほど言われてきた言葉。父も母も、教師も、近所の大人も、みんな同じことを言った。
キャリア・将来の進路

キャッチボール

スーパーの自動ドアが開くたび、外の風がひゅうっと入り込んでくる。レジ横のビニール袋がふわりと揺れ、私のエプロンの裾も少しだけめくれ上がる。私はマユミ、三十五歳。このスーパーでレジ係のパートを始めて、もう七年になる。
性格・自己肯定感

聞いてるつもり⑤

澄江と隆の出会いの物語。これは、聞いてるつもり物語の根っこになっている部分でした。澄江が、聞く達人になる前、まだ若くて、まだ不器用で、まだ誰かに聞いてほしいだけの女の子だった頃。そして、隆もまた、寡黙で不器用で、でも心の奥には誰にも言えない...
性格・自己肯定感

聞いてるつもり④

澄江が二十代で結婚した頃、夫の隆は、今と同じように寡黙な人だった。仕事から帰ってくると、靴を脱ぎ、黙って風呂に入り、夕飯を食べ、テレビをつけ、酒を飲む。その一連の動作に、ほとんど言葉はなかった。
性格・自己肯定感

聞いてるつもり③

澄江の若いころからの物語です。澄江が聞く達人になるまでには数々の出来事がありました。今回は、なにがあったのかをまとめました。
性格・自己肯定感

聞いてるつもり②

長崎の坂の町に、澄江が生まれたのは昭和三十年代のことだった。家の窓を開けると、海の匂いが風に乗って流れ込んでくる。幼い澄江は、その匂いが好きだった。家は決して裕福ではなかった。父は港で働き、母は内職をしながら三人の子どもを育てていた。家の中...
性格・自己肯定感

聞いてるつもり①

海の匂いがする坂の町を、悠斗はランドセルを揺らしながら歩いていた。小学三年生の彼は、今日も胸の中に話したいことをいっぱい詰め込んで帰ってくる。玄関の扉を開けると、家の中に夕飯の匂いが広がっていた。
キャリア・将来の進路

線路沿いを歩けば

皆さん、こんにちは。末っ子のノブ子です。私の人生、波乱万丈すぎて、これ、本当に一人の人間の身に起きたこと?と自分でもツッコミたくなります。今日は、私の記憶の一番古いところからお話ししましょう。
キャリア・将来の進路

田んぼ

サトルが物心ついたころ、家の鴨居には軍服姿の父の写真がかかっていた。本人には一度も会ったことがないのに写真だけは毎日見ているので、この人はしゃべらないけど、いつも家にいると思っていた。母は農作業に出かけ、兄フサヨシは小学生ながら田んぼを手伝...
キャリア・将来の進路

大魔神②

だいまじんの活動が町内に広がるにつれ、子どもたちはいろんな大人の秘密基地に出入りするようになりました。その中でも、ひときわ人気だったのが、たけしおじいちゃんの竹林です。山形市の南のはずれ、細い坂道をのぼった先に、ぽつんと広がる小さな竹林。風...
キャリア・将来の進路

大魔神①

山形県山形市の郊外、蔵王の山並みを遠くに望む静かな住宅地に、一人のお母さんが暮らしていました。そのお母さんには、障がいのある男の子がいました。みんなが待ち望む長い夏休みが始まると、町はにぎやかに色づきます。けれど、その親子にとっては、夏休み...