家族

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ファミリータイム

アミ(47)は、外から見ると幸せそのものに見える。長身で気が利く旦那・コースケと再婚し、夫婦で手話ダンスのサークルにも通っている。でも、アミの毎日は、ただの幸せだけじゃない。家族のために、そっと気を配り続ける見えない努力でできている。姉ミユ...
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不器用な親子

長崎の坂の上で育った信夫は、幼い頃から母・信江のことを料理が下手で、叱ってばかりで、ちょっと自慢が多い人だと思っていた。兄弟に囲まれたにぎやかな幼少期、中学受験で家族の形が変わっていく思春期、東京へ逃げるように進学した青年期、そして親の老い...
仕事

ちむどんどん②

東京・早朝5時、アヤ(35)は、東京のワンルームでスーツケースを閉めながら、深呼吸した。(本当に行くんだ、沖縄に)窓の外はまだ薄暗い。でも胸の中は、なぜか明るかった。スマホにはミツエからのメッセージ。《アヤ、無理せんでいいよ〜。来たかったら...
仕事

ちむどんどん①

沖縄・読谷村。海の青さがまだ眠そうに揺れている時間。60歳の仲村ミツエは、いつものようにビーチサンダルを鳴らしながら浜辺を歩いていた。「はぁ〜、今日も海がきれいさぁねぇ」ミツエは、朝の散歩が大好きだった。特別な理由はない。ただ気持ちいいから...
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ネコタワー

高円寺から中央線で二駅、中野の築40年アパート。フローリングの上に広げられた婚姻届を前に、マサオ(31歳)は、いつになく真剣な顔でメガネをクイッと上げた。「ナミ、いいか。俺たちは結婚する。これはゴールじゃない、スタートだ。そして、スタートラ...
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タダシ③

成人したタロウはすでに22歳、ジロウは20歳になっていた。子どもたちはそれぞれの生活を送り、家の中は以前にも増して静かになった。その静けさの中で、私の心には、ずっと喉の奥に引っかかったままの小骨のような思いが横たわっていた。それは、「私の気...
家族

タダシ②

家事に育児に、夫の最適化理論に振り回されながらも、笑って泣いて乗り越えてきた20年。主人公・たみが綴るのは、ちょっとズレてるけど憎めない夫・タダシと、元気いっぱいの息子たちとの日々。おにぎりの形に悩み、味噌汁の塩加減にツッコミ、家計と感情を...
家族

タダシ①

この場をお借りして。タダシとのこれまでのことを書いてみました。子どもたちのおかげでやってこれたのかもしれません。そして、これからも。スーツ玄関に立つおじさん、私のパートナー。タダシはIT企業に勤める、私よりちょっとだけ年下の男だ。私たちは特...
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新宿イルミネーション

新宿の会社を出ると、甲州街道沿いの街路樹がやけに派手に光っていた。電飾が枝に絡みついて、まるで都会の木が「俺だってまだ若いんだ」と言わんばかりにピカピカしている。マサヤは思わず足を止めて、ふうっと息を吐いた。冷たい空気が白く煙って、少しだけ...
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いとこ

郷里、秋田市の片隅にある、年季の入った喫茶店。営業マンの俺(52歳・ただいま絶賛単身赴任中)は、頭を抱えて冷めかけたコーヒーを睨みつけていた。目の前に座る小学生からの同級生で飲み友の由美さんが、不思議そうに小首を傾げる。単身赴任「どうしたん...
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プリン🍮②

結婚して最初の春。ふたりは川沿いの桜並木を歩いた。風が吹くたび、花びらが舞い、ヒサシの肩にも、アイコの髪にも落ちた。桜って、散るのが早いねとアイコが言うと、ヒサシはだから綺麗なんだよと答えた。その言葉が、アイコの胸に静かに残った。ふたりはま...
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プリン🍮①

美男美女で会社のスター夫婦。でも家ではポンコツ×ツッコミの最強コンビ。そんなヒサシ(39)とアイコ(29)の笑って、ちょっと泣けて、最後はほっとするドラマにまとめました。「この夫婦、なんか好きだな」と思えるようなお話しです。ヒサシとアイコ、...