第16話:アムウェイと決別して安心感を与える行動を始める

三流営業マンの主人公タダシ(モデルは著者)が、Amwayのミーティングで、ダイレクトディストリビュータ(DD)から授かった知識「安心感と信頼」を武器に、道を切り開き、医療現場から頼られる営業マンに成長していく物語。37回シリーズ。

タダシ(主人公)は、最近、
病院へ向かう足取りが少しだけ
軽くなっていた。

「安心感で営業するんじゃ」

そうつぶやきながら、
大学病院の循環器内科へ向かう。
ミーティングで聞いた言葉が
胸の奥で響いていた。

「人は、安心できる人に心を開く」

循環器内科での、ほんの少しの変化

医局の前で深呼吸をして、
ノックをする。

「失礼します。タダシです」

医師たちはちらっと見るだけで、
すぐにカルテに戻る。
その反応はいつも通りだった。

でも、若手医師の一人が
ふと声をかけてくれた。

「タダシさん、今日も来てるんですね。
 この前の資料、助かりましたよ」

タダシは驚いた。

(えっ?俺、
 助けられとったんじゃなくて?)

胸の奥がじんわりと温かくなった。

(安心感ってこうやって伝わるんじゃ。
 俺の態度が、先生の心を
 少しだけ開いとるんじゃ)

心臓外科での、距離の縮まり

その日、心臓外科の医局にも向かった。

「失礼します。タダシです」

若い心臓外科医が、
ちらっとこちらを見て、
言った。

「タダシさん、今日の手術の予定、
 秘書さんから聞きました?
 午後は忙しいですよ」

タダシは落ち着いて答えた。

「はい、聞いとります。
 今日は午前だけ顔出しますけぇ」

その瞬間、心臓外科医が少し笑った。

「助かります。
 タダシさん、最近すごく
 空気読めるようになりましたよね」

その言葉に、タダシは胸が熱くなった。

(俺、安心感を与えられとるんじゃ。
 この人なら大丈夫って、
 思ってもらえとるんじゃ)

秘書さんの言葉が、タダシの心をさらに動かした

廊下で秘書さんが声をかけてくれた。

「タダシさん、先生たちが
 話しやすいって言ってましたよ」

タダシは思わず聞き返した。

「ほんまですか?」

秘書さんは笑った。

「はい。
 タダシさん、前より
 落ち着いてますし、
 慌ててない感じが
 安心するんですよ」

その言葉に、タダシは胸がじんわりと熱くなった。

(俺変わっとるんじゃ。
 安心感を与えられるように
 なっとるんじゃ)

安心感は、言葉ではなく態度で伝わる

その日の夕方、
車に戻ったタダシはノートを開いた。
そこに、ゆっくりと書いた。

「安心感は、言葉より態度で伝わる」

そして、その下にもう一行。

「俺は、安心できる人になる」

書いた瞬間、
胸の奥がじんわりと熱くなった。

(俺は、商品を売る前に、
安心感を売らんといけんのじゃ)

営業が苦手でも、
人間関係がうまくいかなくても、
方言で失敗しても、

それでも——
安心感なら、態度で伝えられる。

その気づきが、
タダシの心の奥で静かに燃えていた。

この日、タダシはまだ知らない。

この安心感の行動が、後に

  • 医師との関係を劇的に変え、
  • 営業の成果を自然に伸ばし、
  • 人生そのものを変えていく

大きな軸になることを。

物語は、静かに、
しかし確実に前へ進んでいた。

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