キャリア・将来の進路

お金・経済面

グループホーム

朝5時半の目覚ましでヒロは起きた。まだ暗いグループホームのバルコニー横のサンルームが彼の居室だった。古い日本家屋でサンルームとは呼ばれているが、実際には縁側だ。板の廊下に敷かれた布団から体を起こす。週に2回ある朝食の当番だ。
キャリア・将来の進路

サンタ第二工房②

仙台駅から歩いて8分。都会の喧騒がふっと消え、落ち着いた住宅街が広がる一角に、ミクのお店サンタ第2工房はある。当時46歳。趣味は読書(静かな場所限定)。いつか、木のおもちゃ博物館を作りたいという大きな夢を持っていた。そのミクの人生が木の香り...
キャリア・将来の進路

サンタ第二工房①

仙台駅前の材木店で働く一人の母・みくが、子どもたちの笑顔のために始めたサンタ第2工房。木のおもちゃと木育を通じて、地域と心をつなぐ6年間の物語です。
お金・経済面

夜間中学

「ねえ、ひかる。今日、数学の授業で隣の席のひとがさ、いきなり、ワタシ、タカハシデスって言われて、変な汗かいたわ」夜間中学校の校門を軽トラで出たところの信号で、きみこは顔を覆った。「そりゃ、その人が頑張って覚えた日本語で自己紹介したんでしょ。...
キャリア・将来の進路

心電図

県立病院の循環器内科に勤めるマサコは当時、27歳。県内の国立大学医学部を卒業し、初期臨床研修という荒波を乗り越え、そのままこの病院の循環器内科に残った。心臓を守る女医といえば聞こえはいいが、現実はもっぱら心電図とカテーテルに振り回される日々...
お金・経済面

パンジー

春のパンジー苗づくりから始まった、コータローとまゆみの一年。ふたりの小さな営みが、少しずつ地域に根を張り、やがて人生をともに歩む物語へと育っていきます。昭和の家庭養鶏を思わせる素朴な暮らし、品評会でのちょっと照れくさいプロポーズ、そして串カ...